ママぷろ!-ワーママのてんやわんや!

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【台風直撃体験記4】水害直後にやるべき3つの事

こんにちわ!ナナコです。  
 

【雑談】として書いていた台風直撃の体験記ですが、  
思いのほか見ていただいているようなので、  
【台風直撃体験記】として、記録しておきたいと思います。  

 
今後の台風対策や、準備などにお役に立てれば幸いです。
 
前回は、台風通過後に夫実家の水没被災が発覚し、我が家に避難することになったところまででした。

mamaprograma.hatenablog.com

 

今回からは台風当日ではなく、被害を受けたところからどうやって生活を再建させていくのか、というところを書いていきます。 
そして、水害に遭ってしまった場合に役立つ情報なども、経験を踏まえて発信していければと思います。

水害-ママぷろ!
 
 
 

 

水が引いた後の夫実家の状況

 
夫実家の水が引いたのは、台風直撃の翌々日でした。
 
ちょうど3連休だったこともあり、仕事は休み。
ただ、私は子供を連れてはいけないため、自宅で片づけ。
夫と義両親が実家の様子を見がてら、貴重品などを回収しに行きました。
 
 
夫実家について、しばらく経ったと思しき頃、夫からラインが。
 
 
見てみると、写真が数枚添付されていました。
 
 
 
 
あぁ、こりゃひどいわ
 
 
 
正直な最初の感想はそれでした。
   
 

1階部分が完全に水没したらしい夫実家の現在の様子は、東日本大震災のニュースで見た、津波被害の家屋の様子とよく似ていました。
 
 
津波ほど建物が破壊されているわけではないものの、義母が手入れしていた庭は泥だらけでぐっちゃぐちゃ。
白いはずの1階の壁は黄土色のツートンカラーに。
家の中は、ところどころ水たまりの残るどろんこの中に、重力無視の重なり方をしたイリュージョンな家具たち。
 
 
ベッドの下にタンスがあるとか、初めて見たよね。
 
 
実際に目の当たりにした実家の状況は、私が考えていたよりずっと酷いものでした。
 
 
今回は、夫実家の水害体験から、水害に遭った直後にやるべき事3つをまとめていきたいと思います。
 

ちなみに「浸水時に電化製品のスイッチとブレーカーを切る」は、浸水が始まった時点ですでに実施している前提です。  
その対応がまだの場合は、それを真っ先にやりましょう!  
感電、漏電、火災の危険があります!  

 

【初めにやること】被害の状況を詳しく記録する

   
取りあえず、まず夫は被災した状況を記録するために、写真を撮りまくりました。
実はこれがとっても重要なのです。
 

どうして被害状況の記録が必要なの?

 
被害があればすぐに罹災証明がもらえるのか、というとそうではなく。
どの程度の被害があったのか、水災なら何メートル水に浸かったのか。
その証明を自分たちでしなければなりません。
 
写真や記録を取らずにきれいに片づけてしまうと、最悪、罹災証明がもらえない可能性もあります。
貰えたとしても、被害が少なく認定されてしまったり。
 
それを防ぐためにも、被害を受けた場合は、被害状況を克明に記録しておくことが肝心です。

 
実際に罹災証明を発行してもらうためには、管轄の市役所の担当の方に現地を見てもらって、被害の度合いを確認してもらう作業が必要となります。

 
ただし、大規模な災害となると役所の方も大忙しで手が回りません。
申請をしても、なかなか担当者が回ってきてくれないのです。
その間、全く片付けをしないで放置することはできませんよね?
 
仕方がないので、担当者の状況確認の前に片付けや掃除を進めることになります。
 
そこで、被害状況の写真が重要になってきます。
 

何を記録しておけばいいの?

浸水被害の場合には、床上何センチまで浸水したかによって、被害状況の判定が異なります。
 
市町村によって基準は違うかもしれませんが、おおむね「床上100センチ」を超えた浸水の場合は、「大規模半壊」扱いとなります。
(※浸水深度のほかに、「外壁等に損壊があること」「建物被害の割合が50%以上であること」などの要件もあります)
 

そのため、以下のような写真を撮っておきましょう。

  • 壁などに浸水の高さを示す跡が残っている場合
    • 床からの高さをメジャーで測っている写真(目盛りが見えるように)
  • 浸水の跡が残っていない場合
    • 浸水を示す証拠になるようなもの
      (例えば、高い位置に堆積している泥や、流木などの写真)
  • 壁などに損傷がある場合
    • 壁に空いた穴のサイズを測っているメジャーの写真
    • 壁のひび割れの写真
    • 畳が水を吸って修復不可能になっている写真
    • 壁紙などがはがれている写真
  • 家財道具に損害がある場合
    • 濡れて使用不可能になっている家電の写真とリスト
    • 水に浸かってしまい廃棄する家具の写真とリスト
  • 外構や門柱などに損害がある場合
    • 崩れた(壊れた)門柱の写真
    • 庭の土が流出しているなどの被害写真
    • 基礎コンクリートのひび割れ、土台ずれ写真

 

【次にやること】任意保険、公的支援、証明書の手続き

 
被害の記録が取れたら、まずは生活再建に向けての手続きになります。
火災保険や公的支援、罹災証明や被災証明の手続きは早めにした方が良いです。

ちなみに、罹災証明書と被災証明書の違いは以下のようになります。

【罹災証明書】
 地震、火災、風水害などで被害を受けた家屋や、事業所など、
 主に建物の被害状況を証明します。
 
【被災証明書】
 地震、火災、風水害などで被害を受けた家財や、自動車など、
 主に動産の被害状況を証明します。

 
被災したのは自分たちだけではありませんから、とにかく申請や手続きが込み合います。
罹災証明の発行のための現地確認ですら、すぐには来てくれません。
 
手続き関係は被害を記録出来たらすぐに行っておくことをお勧めします。
 
ちなみに、一番最初に申請した方が良いのは「罹災証明」です。
他の公的支援や保険などは、罹災証明書のコピーがないと申請ができない場合が多いです。
 

申請できる公的支援制度(随時更新)

今のところ、夫実家で申請予定の証明書、公的支援は以下です。

1. 罹災証明書、被災証明書(外構や家財等の被害を証明する書類)
2. 被災者生活再建支援制度(基礎支援金および加算支援金<修理する場合>)
3. 市町村からの災害見舞金
4. 社会福祉協議会からの災害見舞金
5. 所得税の減免処置
6. 地方税(固定資産税、自動車税)の一部軽減
7. 健康保険の窓口負担減免処置
8. 公共料金の軽減(水道、電気)

夫実家の場合、火災保険は水災がついていなかったため、保険金は一切下りないそうです。
しかし、建物被害に加えて家財一式も被害を受けた実家の生活を立て直すのです。
かなりの額のお金が必要となります。
 
要件が合わずに申請できない支援もありましたが、今のところこれだけの支援制度を利用することができそうなのは有難いことです。

 
ただし、ほぼ全ての要件に罹災証明書の提出が必要となっていますので、罹災証明書が発行されるまでは、これらの支援制度を申請することもできません。
 
そのため、被害を受けた場合には一刻も早く被害状況を記録し、罹災証明書の手続きを進める必要があるのです。
 
 

被災者支援制度の落とし穴

 
被災者にとっては被災者支援制度は非常にありがたい制度です。
ですが、実際には支援対象となる被害の要件が厳しいのが現状です。

今日の地方紙に載っていた記事では、今回の水害で被災者支援制度の対象になる住宅は1割に満たないそうです。
 
支援制度の対象になるのは、罹災証明で「全壊」もしくは「大規模半壊」と認定された住宅。
もしくは「半壊」と認定され「解体」する住宅に限られます。

この「大規模半壊」と認定される要件を満たせず、支援制度の対象とならない住宅が多くあるそうです。
 
例えば床上95センチの浸水であった場合。

100センチ以上の浸水と被害程度はさほど変わりありません。
しかし、要件外であるため支援金を受け取ることはできません

先の台風15号の被害時には、「半壊」でも支援制度を受けられる特例制度があったということです。
今回の被害でも特例が適用され、多くの被災者の皆さんが支援を受けられることを期待します。
 

【最後にやること】被害家屋の防犯対策

 

被害状況の記録を取り終わり、早めに罹災証明書の発行手続きが終わり。
あとは家の片付けをするだけ!
 
なんですが、実は大事なことがあるのです。
 
 
それは、被害を受けた家屋の防犯対策をすること。
 
 
残念ながら、近年多発する自然災害で被害を受けた地域では、いわゆる
火事場泥棒
が横行しているという事実があります。
 
今回の台風被害でも、すでに新聞では空き巣被害のニュースが頻繁に報道されています。
 
中には、片付けに家に戻った際に不審者と鉢合わせしてしまった、などというニュースまで。
 
 
実際に夫実家でも、開けた覚えのない窓が開いていたということがありました。
 
そのときは、被災して間もなくだったため、屋内は泥でぐちゃぐちゃ。
だれか侵入したとしても、貴重品を探し出すことは不可能だっただろうと義父は言っていましたが、もはや何か盗られていても分からない状態でもあるということで。
 

ただでさえ被災していて大変な思いをしています。
 
 
これ以上の二次被害を受けないためにも、留守宅の防犯対策は必須です。  
 

実際にやった防犯対策

 
実際に行った対策が以下になります。
 

1. 道路に面していない庭の軒下に、センサーライトを設置
2. 玄関にダミーの監視カメラを設置  
3. 室内にもセンサーライトを設置(暗くなると点灯するタイプ)
4. 警察官見回り所の表示をする

 
あまり費用をかけたくないので、数千円ぐらいで全て揃えました。
 
被災地域は、当然ですが損壊している住宅が多いです。
なので、昼間は片づけなどで人がいても、夜になると避難所にいたり、義両親のようにどこかへ身を寄せたりしていて留守になる家が多くなっています。
 
そうして人目に付かないのを良いことに、空き巣を働くらしいです。
 
なので、対策としては

  • 家に人がいるように思わせる(留守と思わせない)
  • 明かりを点灯させて、姿を晒させる
  • いつ人が来るかもしれないと警戒させる
     

ということを考えて、このような対策をしました。
今のところは、他の家でも被害にあった話はありませんが、何があるかわかりませんので。
 
さらなる被害を生まないためにも、ぜひ防犯対策はしっかりなさってください。
 
 

最後に

 
水害によって被災した際に早めにやっておいた方がいいことを、夫実家の体験を踏まえてまとめました。
 
今現在、大変な思いをされている方も多くいらっしゃると思います。
 
 
ほんの少しでも、その方たちの生活再建の助けになれば、嬉しいです。
 
今後とも、夫実家と我が家の経験をもとに、少しでも役に立つ情報をお伝えしていければと思いますので、一緒に頑張っていきましょう!
 
 
■我が家と夫実家の台風体験記まとめはコチラ

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