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【就学時健康診断】徹底解説!それって何?から、検診内容、目的まで

毎年9月から10月ごろになると、
どこの小学校でも、来年度入学の児童を対象に
「就学時健康診断」いわゆる「入学前検診」が行われます。
 
 
我が家の息子1が小学生になる際、
事前に何の情報もなくとても気まずい思いをした経験をもとに、
「就学時健康診断」の詳しい説明のほか、実際の様子や、
やっておいた方がいいと感じたことについて、
2回にわたって書いていきたいと思います。
 
 
就学前健康診断-ママぷろ! 

 

 

「就学時健康診断」とは?

 

「就学時健康診断」とは、翌学年度に就学する児童に対して、
事前に行われる健康診断のことです。
 
翌年の4月から新一年生として入学する子供が対象となります。
 

【学校保健安全法第11条】 e-Gov法令検索

就学前に、子供の健康状態既往歴予防接種歴成育歴などを確認することで、就学先を決定するための判断材料となったり、事前に治療を施したり生活習慣を整えるなどの就学準備にも役立てられます。
 

「就学時健康診断」は、基本的に入学予定の小学校で一斉におこなわれるため、同じ学校に通うことになる子供たちとの顔合わせの場となったり、 
会場となる小学校の様子を知ることのできる、大事な機会にもなります。
 

また、保護者も一堂に会することになるため、小学校生活を共にする
ママ友・パパ友」を見つけたい保護者にとっては絶好の機会と言えるでしょう。

「就学時健康診断」の目的は?

 

「就学時健康診断」の目的については、『公益財団法人 日本学校保健会』が発行する 「就学時の健康診断マニュアル」において、以下のように記載されています。
 

  1. 学校教育を受けるにあたり、幼児等の健康上の課題について保護者及び本人の認識と関心を深めること。

  2. 疾病又は異常を有する就学予定者については、入学時までに必要な治療をし、あるいは生活規正を適正にする等により、 健康な状態もしくは就学が可能となる心身の状態で入学するよう努めること。

  3. 就学時の健康診断は、学校生活や日常生活に支障となるような疾病等の疑いのある者及び視覚障害者、 聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者、病弱者(身体虚弱者を含む。以下同じ。)、 その他心身の疾病及び異常の疑いのある者をスクリーニングし、適切な治療の勧告、保健上の助言及び就学支援等に結びつけること。

要するに、
 
1.は、入学前に子供の健康状態に気を配りましょう。
 本人にも自覚させましょう、ということ。
 
2.は、病気やその他の異常などを発見し、学校生活に支障がないよう、
 治療や生活習慣の改善をしましょうということ。

3.は、視覚、聴覚、知的、発達などの検査を行うことで、
 就学先判断の材料の一つとするということ。
 また、学校生活に支障が出ないよう配慮しましょうということ。  
   

この中の、3.について少し詳しく補足していきます。
 

「初等教育」就学先の種類

「初等教育」といわれるものの中には、
通常学級」「通級」「特別支援学級」「特別支援学校」などが含まれています。
身体や、知能、発達面で、通常学級に就学するには支障があると認められた児童に対しては、「通常学級」以外の就学先や支援が示されることになります。
 


通常学級

通級、特別支援学級、特別支援学校以外の小学校の学級です。

通級

通常学級に籍を置きながら、一部の時間のみ通って個別の取り出し指導を受けられる仕組みです。

特別支援学級

特別支援学級のある学校の特別支援学級に籍を置いて少人数での個別の指導を受けます。通常学級の子どもと一緒に授業を受ける時間もあります。

特別支援学校

盲学校や聾(ろう)学校、養護学校も含まれます。特別支援学校では、特別支援学校の教員免許を持っている先生が指導に当たり、少人数での個別の指導を受けます。


 
上記のような就学先を決めるための判断材料として、知能検査や発達検査、検診全体の様子などを見ていくことになります。
また、この「就学時健康診断」時の結果によって、いわゆる「発達障害」などの可能性を指摘される場合もあります。

 

どんな検査をするの?

 
それでは、「就学時健康診断」とはどいうものか、どんな目的で行われているか、が分かったところで、 実際の検査項目について、見ていきましょう。
まず、健康診断実施のお知らせと一緒に、当日提出するための事前記載が必要な書類が配布されますので、 こちらを記載していきます。  
 

就学前健康診断表の記載

まずは、事前に就学時健康診断の通知と共に配布される「就学時健康診断票」に記載します。
内容は、名前や性別、生年月日、既往歴、予防接種歴など。
基本的には、母子手帳を見ながら記入することになります。
 

アレルギー調査票の記載

こちらも、事前に配布されている「アレルギー調査票」にアレルギーの有無について記載します。
特に食物アレルギーの有無については、アレルゲンの記載や除去食の要、不要などについても詳しく記載することになります。
私の住んでいる市の調査票では、喘息についての記載項目もありました。
 

アレルギーや喘息など、当てはまるものがある場合には、特別な配慮が必要でなくとも正直に記載しておくことをお勧めします。
中には、アレルギーや喘息などと書くと、特別な目で見られて嫌な思いをするのではないか、と気にして「普段は問題ないから」と調査票には記載しない方もおられます。
子供の健康にかかわる大事なことですし、記載したからと言って色眼鏡で見られたり不利になるようなことはありませんので、必ず記載してくださいね。
 

うちの長男は喘息「気味」との診断しか受けていませんが、その旨を記載しました。
普段は先生方からは一切アクションはありませんが、季節の変わり目などには喘鳴が出ることがあるので、
連絡帳などで体育などの配慮をお願いする際、調査票に記載してあるのですぐに理解してもらえます。
 
 
当然、生徒の健康に関する情報は、日常的に特別な配慮をする必要がある場合を除いて、 他の生徒や保護者に対して公にはされることはありませんので、隠さず記載してくださいね。
 

当日行われる検査

 
続いて当日に行われる検査についてです。
当日は、自宅が学区となっている就学予定の小学校に集まり、集団検診となります。
実際に就学する小学校が私立や学区外申請などで異なる場合でも、基本的には学区内の小学校で検診を受けることになります。

当日までに既に就学先が決まっている場合には、前述の調査票に記載する部分がありますので、そこに記載します。
検診日時点で未決定の場合には、特に申請などは必要ありませんので、決定次第、個別で連絡ということになります。
 

「就学時健康診断」で実施される検査は、以下の通り決められています。

  1. 栄養状態は、皮膚の色沢、皮下脂肪の充実、筋骨の発達、貧血の有無等について検査し、栄養不良又は肥満傾向で特に注意を要する者の発見につとめる。
  2. 脊せき 柱の疾病及び異常の有無は、形態等について検査し、側わん症等に注意する。

  3. 胸郭の異常の有無は、形態及び発育について検査する。

  4. 視力は、国際標準に準拠した視力表を用いて左右各別に裸眼視力を検査し、眼鏡を使用している者については、当該眼鏡を使用している場合の矯きよう 正視力についても検査する。

  5. 聴力は、オージオメータを用いて検査し、左右各別に聴力障害の有無を明らかにする。

  6. 眼の疾病及び異常の有無は、感染性眼疾患その他の外眼部疾患及び眼位の異常等に注意する。

  7. 耳鼻咽いん 頭疾患の有無は、耳疾患、鼻・副鼻腔くう 疾患、口腔くう 咽喉いんこう 頭疾患及び音声言語異常等に注意する。

  8. 皮膚疾患の有無は、感染性皮膚疾患、アレルギー疾患等による皮膚の状態に注意する。

  9. 歯及び口腔くう の疾病及び異常の有無は、齲う 歯、歯周疾患、不正咬こう 合その他の疾病及び異常について検査する。

  10. その他の疾病及び異常の有無は、知能及び呼吸器、循環器、消化器、神経系等について検査するものとし、知能については適切な検査によつて知的障害の発見につとめ、呼吸器、循環器、消化器、神経系等については臨床医学的検査その他の検査によつて結核疾患、心臓疾患、腎じん 臓疾患、ヘルニア、言語障害、精神神経症その他の精神障害、骨、関節の異常及び四肢運動障害等の発見につとめる。

 

小難しく書いてありますので、それぞれ実際の内容について説明します。
 

 医師の問診、触診

上記の項目の1、2、3は、医師の問診や触診がメインとなります。
栄養状態、背骨の湾曲、身体の発育状態などをチェックします。

 目の検査

眼科医が目に疾病や異常がないかを確認します。
目に光を当てたりするので、事前に説明しておくと驚かずに済むかと思います。

 視力検査

こちらは普通の視力検査と同じで、「C」の形の切れ目の向きを答える検査です。
これは口頭で左右上下を答えられない場合は、指で指示してもOKです。

 聴力検査

オージメーターというヘッドフォンを装着して、「ピー」という音が聞こえたら、スイッチを押す検査です。
慣れないとこの「ピー」音を聞き逃すかもしれないので、注意が必要です。

 耳鼻咽喉検査

医師が鼻や耳の中、口の中を確認して、疾病や異常がないかを確認します。
耳鏡やライトを使用して耳の内部の状態なども観察します。

 歯科検査

歯科医が虫歯や歯周病等の疾病や、異常がないかを確認します。
通常の歯科での検診と同じです。

 知能検査、発達検査

まずは名前や性別、年齢などを理解して答えられるかを確認し、次に絵カードなどによる指示が理解できるか、などの簡単なテストをします。
また、言語や情緒についてはテストを受けている様子などを観察し、判断します。
   
地域によっては、これ以外に面談がある場合や、集団知能検査がある場合などもあります。
親子面談がある地域もあるそうです。
   
全ての検査を終えた後は、しばらく待機した後、検査結果を頂いて終了となります。
結果によっては、医師や先生方との個別面談となる場合もあります。
 
貰った結果に何もなければ、その後は特に対応することはありませんが、所見や再検査の通知がある場合には、所定の方法で早めに対処が必要となります。
 
うちの場合は、問題なしではありましたが、聴力検査がうまくできなかったとのこと。
任意で耳鼻科での検査を進められましたので、後日耳鼻科で検査しました。  
 


今回は、「就学時健康診断」とは?
というところから、検診の目的、検査項目などについて解説しました。
 
次回は、「就学時健康診断」で前もって準備しておいた方がいいこと、
実際の検診の流れや、所要時間、子供が検診中の親がどうしているか、
などを詳しくお伝えします。  
 
初めての小学校入学、分からないことだらけで不安もいっぱいだと思います。
2人目、3人目でも毎回ドキドキするものですよね。
 
この記事で、少しでもイメージが沸いて参考になればうれしいです。
 

ではまた次回!